ELECTRIC:CIRCUS

 ■ STORY


これは、それなりに生きてきた私の、

それなりの人生を描いた、


それなりの物語。

そして、

それなりに生きた私の、

それなりの最期・・・







 その瞬間、私の鮮血が白い世界を覆ってゆく。

 私が電気信号を走らせる、私の錆びた世界が意識を裂く。
 



 そして、走りぬける様に私の目の前に虚構の世界が繰り広がっていく。


 そこは、それぞれがそれぞれの欲望をままに生きる世界だった。



 虚構を纏った命のサーカスの風景。

 虚ろな欲望渦巻く王宮と。

 虚栄を重ね、それに抵抗する者たち。








 
 ・・・そして、あの人の、姿。






 

 

 そして私は私と出会う旅に出るだろう。

 これは、現実と夢の交差する物語。

 

 さぁ、サーカスのはじまりです。




 ■STORY



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